住職のつぼやき[管理用]

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『お寺の出前』という名前の由来・・

 「『お寺の出前』って、素敵なネーミングですね!」と、(たまにであるが・・)言われる事がある。
 まだこの〔名前の由来〕をHPに書いていなかったので、ここに簡単に述べることにする。
 実はこの『お寺の出前』という名は、僕が考えたものではなく、和歌山の或るお寺の住職をされている〔Y本正廣〕さんという方が一番最初に考え出されたものなのである。
 この方は《えんの会》という〔宗派を超えて病院などにボランティア活動する団体〕の事務局をされていて、僕とは9年前の《日本ホスピス・在宅ケア研究会〔岡山大会〕》で偶然に知り合い、その時からのお付き合いなのである・・。
 Y本さんは大学時代、東京におられた。そこで《落語研究会》が主催する〔落語の出前〕という『出張・落語サービス』の名に感銘を受けられ、この〔お寺版〕を作ろうとパクられ、いや考え出されたのが『お寺の出前』という名の始まりなのである。
 僕はこの『お寺の出前』という名を聞いて感動した。
「なんと親しみやすい名前なのだろう!まるで《お寺》という権威(敷居の高さ)を感じさせない。僕が求めていたのはこれだ!」と早速、Y本さんに交渉して、このネーミングの使用の許可を得た。それで始めたのが『お寺の出前の会』なのだ。
 ・・そして会を解散した今でも、まだこの名前に愛着があり、『お寺の出前!(紙芝居屋亭)』と取り入れて使わせていただいている。
 ・・おエライ《大・寺院》の先生方からは「何が『お寺の出前』じゃ!お寺の権威を何やと思っておるんじゃ!」と今でもイジメられたりするが、僕はこの『お寺の出前』という名に大変誇りを持っているのである。

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