住職のつぼやき[管理用]

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わしらの代用品

 昨日、特養老人ホーム『白寿苑』の月例「法話会」に行って来た。
 僕は、先日からの「腸炎」が長引き、四~五日、水分だけしか取っていなかった為、腹から声が出るかが心配であった。
 それで行く途中に、コンビ二でおにぎりを買って、なんとか、ゆっくり頬張りながら向かった。
 そして、法話会を始める前に、皆さんに「腹下し」の事をお話して、「今日は、紙芝居のセリフが聞こえにくいかもしれませんが、そこんとこご了承くださいね」と言った。
 すると、一人の前列、車椅子の女性が、「住職さん、今日は座ってお話してくださいな」と優しい言葉を掛けてくださった。
 僕は「・・でも、やはり立った方がお話ししやすいので、立ちますわ」と言った。
 そしたら、今度はひとりの男性が「住職さん、わしらの代用品はたくさん居りますけど、住職さんの代用品はありませんので、くれぐれも無理せんように頼みまっせ! これからも、ずっと元気で来てもらわんと、わしらが寂しい。」と言われた。
 僕は「紙芝居法話」をする僧侶の『代用品』が、このような時に、もう一人おればと、つくづく思ったのであった。

コメント一覧

イベント坊主 2010年06月20日(日)03時20分 編集・削除

体調不良の中の出前ご苦労様です。
私もたまに代打が欲しいです。
代打に任して観念寺様に遊びに行こうと思ってたら来週もスケジュール埋まってしまいました(バスケボランティア等含む)。
そろそろ誰も私を知らない所に行きたい永六助です。ポテチン
しかしホームのお爺さん、お婆さんの命にも代打は居られないのに、そう言って頂けるのは有り難いですね。
合掌

カンネン亭 2010年06月21日(月)13時15分 編集・削除

 イベント坊主さま
 又、いつでも、時間が取れたら遊びに来てください。 待ってまーす。

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