住職のつぼやき[管理用]

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淡路島へゆく!

ファイル 457-1.jpg (淡路島から見た明石海峡大橋)
「・・さぁさぁ、ものの始まりが一ならば、国の始まりは大和の国、島の始まりは『淡路島』・・。」ではじまる『男はつらいよ』の寅さんの〔口上〕。 
 僕は映画で、この口上を聞く度に、「日本のルーツの島は『淡路島』なんや・・。この島に住みたい!」と、この島に淡い憧れを覚えていた。
 現に僧侶に成る前は、『人間らしく生きるとは、大地と共に働く事だ!』と、(今から考えれば子供のような夢を抱いて・・、)憧れの淡路島で〔お百姓〕に成ろうと志し、何度も知り合いを頼って、〔たまねぎ畑〕のある物件を探して回った。(今から25年程前の話であるが・・。又〔世捨て人〕にも憧れた。・・ほんま嫁さんには心労を掛けまくった)
 そんな僕は夢破れて、いや、『仏さまの思し召し』で僧侶となった。
 ・・が、その時の思いが今もあって、今でもよく『淡路島』に遊びに行く。 ・・それで昨日も行って来た。
 今はもう、(体力的にも無理で)お百姓さんになろうとは思わないが、この海と山と畑と温泉の出る町が、すぐ近くに全部そろっている島が、今でも大好きなのだ。
 作家の〔灰谷健次郎〕さんも、一時この島に住んでおられて、会いにも行った。
 又、江戸末期の豪商〔高田屋嘉兵衛〕氏の子孫の方ともお会いした。
 あぁ、願わくば、晩年はこの島で、空を見て海を見て生きてみたいなぁ・・。
 甘い〔淡路たまねぎ〕をかじりながら、今日もそんな事を思った。
 

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