住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居『アポ電サギは突然に!』(その2)

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すると、警察の担当者から「犯人検挙のご協力をよろしくお願いします。」と依頼され、すぐに私服警官が駆けつけてくる事になりました。
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その警察官が来られる少し前、息子を名乗る男から又電話が入り、次のように話しました。
「‥予定時間に自宅に行けんようになってしもた。‥というのは実はオレ、会社の得意先のお金を個人的投資に使ってしまったんや。‥それで今日中に返済せなあかんようになったんや。500万円の内、200万円は自分の預金で何とかできんねんけど、残りの300万円はどうにもならんのや。親父、なんとか300万円を都合つけてくれへんか⁈‥オレ、今相手の会社の担当者と弁護士を交えて交渉中なんで、動く事できんのや。大阪駅まで現金を持って来てほしいんや。」と言ってきたのです。
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私は『どうも話がおかしいなぁ‥。それ、サギの話とちがうか?」と問い詰めると、男は息子の会社の名前まで言って話し続けるので、ここは騙された振りをして、「すぐに現金を用意して、大阪駅まで行くのは無理や。」と言うと、
男は「弁護士が親父の近くの駅まで取りに行くから、午前中に現金を用意して欲しいんや。」と言ってきたのです。
つづく

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