『恩徳讃』を書かれながら、親鸞聖人は思われました。
「阿弥陀如来さまは『我に任せよ!必ず救う!』とおっしゃられた。
この御恩は身体を粉にしても、返すことはできないほど、ありがたい事なのだ!」
そして、
「その事をお伝えくださったお釈迦さまや、偉いお坊さま方に対して、私達はたとえ自分の骨を砕いても、返せない程ありがたいものなのだ!‥それを私たちは忘れてはならない。」
「私たちは、その御恩に大きな感謝の気持ちを持ち、決して忘れてはならないのだ!
それが一番大事〜!」
と、親鸞聖人は心から思い、合掌をされました。
これが『正像末和讃』の中の『恩徳讃』の意味です。
そしてやがて、この『恩徳讃』は仏教讃歌として、曲が付けられ、常に仏様への感謝の気持ちを持ちましょうと、今日では、お寺の法要、法座の最後や宗門学校の式典でも歌われるようになったという事です。 おしまい
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