昨日の〔総代さん〕のまた別の話・・。
先日、〔総代さん〕宅でのお参りの後、雑談として《涙》を流しながら、次のような話をして下さった。
「・・何年も前の体験なのですが、今でもこの話をすると涙がこぼれてくるのです。
息子の嫁が〔重複障害児(知的・身体的障害)〕の学校に勤めておりまして、私も或る時、この学校の〔運動会〕を見に行きました。
そして・・それは、小学五年生の〔20メートル競争〕の時に起こりました。
その或る生徒が、笛の合図とともに走り始めたのですが、周りの〔応援席〕の人の多さに緊張もあったのでしょう、15メートル程でもう走れなくなって、しゃがみ込んでしまいました。
・・先生は手を貸しません。(貸してはダメなのです)それで会場はシーンとなってしまいました。
すると、〔応援席〕からその子の弟(小一)が、突然走り出して来て、兄の前まで来ると、『兄ちゃんガンバレ!、兄ちゃんガンバレ!』と手を叩きながら応援するのです。・・その突然の《兄弟愛》の声援に、会場のみんなは驚き、それからもう涙、涙でした。
・・そしてその兄は(誰の手を借りることもなく)再び立ち上がって残りの5メートルを走り切りました。
・・会場は割れんばかりの拍手でした。・・私、この事を思い出す度に、今でも《涙》がこぼれるのです」と、大粒の《涙》を僕の前でポロポロこぼしながら、お話して下さった。
お話自体、感動的で素晴らしいものであったが、・・僕はこの優しい〔総代さん〕の涙の方が、大変印象に残っていて忘れることができないのである。
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イベント坊主 2009年01月15日(木)02時17分 編集・削除
探偵ナイトスクープの西田敏行氏のように
心優しい総代様ですね。