住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『万能の天才レオナルドダビンチ』(その3)

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レオナルドが幸運であったのは、ミラノ君主が彼の才能を軍事ではなく、芸術的なものに使おうと考えた事にありました。
宮廷のお祝いの為のイベント舞台装置の設計や、騎馬像の設計などを任せて働かせました。
そして一躍彼を有名にしたのが、修道院の食堂の中に描く事を任された『最後の晩餐』の絵画でした。
この絵によって彼はついに、画家として不動の地位を確立したのでした。
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このミラノでの暮らしの中、レオナルドは幼い頃に別れた実の母と再会します。
彼は父と結婚出来なかった母が、貧乏で生活に苦しんでいると風の噂を聞いて、彼女を引き取ったのです。
そして母が亡くなるまで、一緒に暮らしたそうです。
後年、レオナルドの描いた『モナリザ』のモデルは、実はこの実母であったという説も(有力に)あるのです。
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ミラノで大成したレオナルドでしたが、それは長くは続きませんでした。
それは、隣国フランス軍が、ミラノへ侵入して来たからです。
この戦争の為、制作途中のレオナルドの作品も破壊され、落胆した彼は弟子達と共にミラノを去ったのでした。つづく

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