これは、昔むかしの日本の奈良時代のお話。
西洋のグリム童話『白雪姫』が出来た頃より、ずっと昔のお話です。
昔、奈良の都、平城京に右大臣[藤原の豊成(とよなり)]とその妻、そしてその子、のちに[中将姫]と呼ばれる美しい娘とが住んでいました。
この家族、大変幸せでありました。
ところが、幸せというものは、いつまでも続くものではありません。
中将姫がまだ幼い頃、母親が急な病で亡くなってしまったのです。
父親の豊成は、『姫にはまだ母親が必要だ』と、新しい妻を迎えました。
しかし、この新しい妻は・・、つづく
(中将姫の像)by當麻寺
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