イワレビコの命(みこと)一行は、ナニワ(現・東大阪)の[日下(くさか)]という所で、船団を止めました。
そしてそこから徒歩で生駒山を越えて、大和の国(現・奈良県)へ向かおうを出発されました。
その時です!
突然、山の上から人影が現れて、弓矢で攻撃を仕掛けられました。
(日下・大激戦の地[神武天皇聖蹟孔舎衙顕彰碑])
それは大和の国に入らせまいとする地元の豪族『ナガスネヒコ』軍の待ち伏せ攻撃でした。
突然の攻撃に、イワレビコの命たちは身を守るのに必死です。
その時、一本の矢が長男の兄『五瀬命(イツトセのミコト)』の肘(ひじ)に刺さりました。
「兄上ー!・・皆の者、退却じゃー!船まで戻るのじゃー。」と血まみれの兄を背負い、イワレビコの命等全軍は総退却になったのです。
(五瀬命碑文・厄山の碑)
※ここで、五瀬命は負傷したのか⁉・・僕はこの場所でさぞや痛かったでしょう。無念だったのでしょうと、手を合わせた。つづく
[管理用]
記事一覧
※画像をクリックすると拡大されます。