住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『続・白隠さま』(その3)

[武士と白隠さま]
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ある日の事です。
 彦根藩の織田信茂という名の武士が、白隠さまを訪ねて来ました。
 この武士、何か悩みがあるようでした。
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 「白隠和尚、仏教では[地獄]と[極楽]
があると教えます。
・・では、その地獄というのはどこにあるのでしょうか?
やはり地下にあるのでしょうか?
 極楽は空の上ですか?
 私はそれを考えると、最近眠れないのです。
 どうかお願い致します。和尚、教えて下さい!」
 すろと白隠さまは・・、
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「さてさて、武士ともあろう者が・・、
 地獄、極楽のありかを探しているなんぞ、おぬし、武士は武士でも腰抜け武士じゃろう!?」と白隠さまは言いました。
「何?!無礼な、侮辱したな!あやまれ。たとえ和尚たりとも、容赦はせぬぞ!」と武士は刀に手を掛けると、
「ほぉー、腰抜け武士でも怒るか!?」と、白隠さま。
「えーい!もう許さん!」
つづく

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