住職のつぼやき

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紙芝居:『ダルマ大師』(その7 最終回)

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150歳になったダルマは、「もうまもなく、自分の死期がやって来る」と悟ります。
 がしかし、ダルマにはまだ自分の心をかき乱す煩悩が消えませんでした。
(どんな煩悩や?・・いや、人間やってる限り[煩悩]は消えないものかもしれない・・)
 そこでダルマは、最後の修行に入りました。
 それは(修行とは、もはや言えない)、『念仏三昧(ざんまい)』という修行でした。
「無くそうとすればする程、煩悩はいつまでも(150歳になっても)燃え上がる。・・だから、煩悩あるがままに仏にお任せして、そのまま救って頂く[他力]の教えに、身をまかせよう。これしか無い・・。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀。」と称えながらダルマは亡くなりました。行年150歳。
 後、中国(唐)の皇帝より、ダルマは「大師」の名が送られ、『ダルマ大師』と呼ばれるようになりました。
 ・・一説によりますと、最後、ダルマは暗殺されたという話もあるのですが、この紙芝居では、念仏三昧説を取りました。
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「ダルマさんが転んだ!」、「ダルマさん、ダルマさん、にらめっこしましょ」などの遊びの中に、ダルマ大師の不屈の精神は、現在も我々の心にうったえかけて来るように感じます。(それは僕だけでしょうか?)
「七転び八起き」の精神を持ち、権力にも媚びず、大きな目玉をパッチリ開けて、常に前進し続けたダルマ大師。
我々に今、「何度転んでも、起き上がれ!大きな目玉を開けて進め!」と、ダルマ人形を通して叱咤激励し、エールを送ってくれているように感じます。
おしまい

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