スペイン風邪第二波の報告を受け、ハスラー博士は再び、
「もう一度、市民にマスクを義務付けましょう!感染拡大を防ぐ切り札は、やはりマスクなのです!」と強く提案しました。
・・がしかし、市議会は否決しました。
その訳は・・、
市民の声でした。
ただでさえ、不便で不快なマスク着用を、又強制される事を嫌った市民たちが強く反対したのです。
「マスクがあるからタバコが吸い辛い。」とのお客の声や、店主の「タバコが売れない!」との声。そして、「マスクをした物品販売店主から買う気がしない」などの声が上がり、しまいには、
反マスク狂信者が『反マスク同盟』を結成したりしました。
又、教育委員会に対して、マスク反対の親が子供達を学校に行かせなかったりする運動を起こしたりしました。
そして、最後には、ハスラー博士の元に時限爆弾を送り付ける事件も起きたのです。
これらの事によって、『マスク着用条例』は白紙になったのです。
その時、ハスラー博士はこう呟いたそうです。
「お金の問題が、健康の問題よりも優先されてしまった・・」と。
つづく
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