住職のつぼやき[管理用]

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待っておられた『法話会』

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 昨日、特養『白寿苑』の月例「法話会」に行って来た。
 早めに着いた僕が『苑』の会場に入ったら、すでにNさんは一番前で、(車椅子姿で)ちょこんと待っておられた。
 僕は「Nさん、早くから待ってて下さったんですか?」と聞くと・・、
 「はい、先生。先月はお休みされたでしょうー。前回も、私はずっと待ってたんですよ。何かあったんじゃないかと心配しましたよ。でも今日はお会いできて良かったです」と言われた。
 (そう、先月は《お葬式》が入ったので、「法話会」をお休みさせて頂いたのである)
 そしてNさんは「私は、先月も今月もずっ~と一番で待たせてもらってますよ。だってお話聞くの楽しみですもん」と言われた。
 Nさんは、僕の『紙芝居法話会』に十三年前の第一回目から参加して下さっている。自称〔薩摩の古狸〕参加者なのである。
 この方、鹿児島生まれなので声もデカイ。僕がしゃべっていても、意見があれば話を止めて割り込んでこられる。
 先々月お会いした時は、ベッドから落ちて足と胸の骨を一本ずつ折り、コルセットを巻いて、移動式ベッドで参加してくださった。(今月はもう車椅子姿に戻っておられてホッとしたが、胸にはまだコルセットを巻いておられた・・12月1日には外せるらしい。)

 今回、このように、毎月楽しみに僕を待っていて下さっている方が居られる事に、改めて気がついた。ホンマ嬉しく、そして身が引き締まる思いが久々にした。「これからもずっと「法話会」を続けますからね、〔古狸〕さん!」

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