同じ森に遊びに来ていた『帝釈天』に、阿修羅神の娘は、偶然見初められてしまいました。
「何と美しい娘じゃ⁉・・わしの妃にしてやる。一緒に来い!」と、半ば強引に嫌がる娘を、連れ去っていったのでした。
帝釈天はこの娘が、親友・阿修羅神の大事な娘だとは知らなかったのです。(知ってても、決して許されることではないですけど・・。古代神話の神々は、このような人間的なところが多いのです)
これを家来から聞いた阿修羅神はびっくりしました。
「おのれ、帝釈天!きさまとわしとは親友ではなかったのか!
一言、言ってくれれば、正式に娘を嫁入りさせてやったものの・・。
絶対に許さん!
直ちに兵を集めよ!娘を取り戻す!
正義は我にあり!」
と、阿修羅軍は怒りに任せて、力の神・帝釈天に挑むことになりました。つづく
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