日本へ一人で戻られた武子さまに、義理の姉を助けての[仏教婦人会]の仕事が待っていました。
それは、父に代わって兄が[ご門主]になられたので、門主夫人になられた義理の姉の仕事が俄然増えて、忙しくなられたからです。
それで、武子様が[仏教婦人会・総裁代理]となって、全国各地へ回られることになられました。
さらに明治44年、その義理の姉が亡くなられた為、武子様は[仏教婦人会]の運営を、一人で背負わなければならなくなりました。
それで、武子様は『仏教婦人会・本部長』に就任し、その重責を果たされる事となったのでした。
そして、やがて待ちに待った夫がイギリスから帰国されました。つづく
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