先日、僕の知り合いの弟さんが亡くなられた。
その方は、京都の或る神社の社務所で住み、(神主さんではないのだが)留守居役をされていた。(神主さんの居ない神社なのである)
この方の奥さんはすでに亡くなっておられたので、社務所内に仏壇があり、後を誰も守る事ができない為に、所帯道具(仏壇も)をここから移さなくてはならなくなった。
それで、僕に〔遷仏法要(仏様に移ってもらう儀式)〕をして欲しいと、この方のお姉さんが頼みに来られて、おととい行って来た。
こちらの神社は〔鎮守の森〕があって、想像以上に大きかった。(昔、NHKの「ゆく年来る年」の中継先にもなったそうだ)
僕はこの、今はカラスとスズ虫の声だけがする神社の社務所で、仏壇にお参りをさせて頂き〔遷仏の儀式〕を無事に終えた。
静かな神社の中で、お経を読経するという、何とも不思議なお勤めであった。
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