「紙芝居を一本作るのに、日数はどれくらい掛かりますか?」とよく聞かれる。
その作品の[内容]の深さにもよるのだが、「だいたい、[三か月]ぐらい掛かります。」とよく答える。
それは、資料集めから始まり、現地取材、構想、そして文章を書き、絵を描く。・・やっぱり、三か月は掛かる。(仕事の合間に作るのだから、仕方がない。)
今年は、一本の枚数は12~3枚だが、内容の濃い作品が多かった為、三本しか出来なかった。
又、「一日、何時間ぐらい、机に向かって絵を描いているのですか?」とも聞かれる。
・・それはまちまち。
昔は、暇さえあれば、一日中でも描いていたが、病気をしてからは、一日10~30分ほどだ。右手も前より不自由になった。(だから、描くスピードが遅い) でも描けるだけ良いとするか?!と思っている。
今、新作『妙好人 物種吉兵衛さん』の紙芝居の下絵が(ようやく)完成した。あとは、色塗りだけだ。(ここまで来たら、後は楽だ。)
それで、次回作『妙好人 六連島(むつれじま)のお軽(かる)さん』の制作準備に入っていて、
先日、お軽さんの故郷、山口県下関の[六連島]に行ってこようと計画を立てたのだが、
島のお寺の住職から「12月は玄界灘の海の波が荒れる日が多い為、舟の欠航が多く、こちらに来るのは止めたほうが良い。」とのお電話を頂いた。
そのため、取材旅行は中止にした。(来年の春に延期だ。)
さて、お軽さんの制作は、次の々にするとして、次回は何の作品を作るとしょうかな?