(奈良県吉野郡大淀町鉾立[ホコタテ]清九郎さんのお墓にて)
今、『妙好人 大和の清九郎』という紙芝居の制作に入っている。
僕は、(宗派にこだわらず)信念を持って清らかに生きようとする人が好きだ。(おそらく自分が穢いからでしょう・・) で、そんな人の人生を『紙芝居』にしたいといつも思っている。(描いて元気をもらっているのです。)
『大和の清九郎』さんも、そんなお一人なのである。
幼い頃は親孝行であった清九郎さんが、読み書きが出来ない為、丁稚奉公先でいじめられ落ち込み愚れる。
そして博打・盗みなどの非行を繰り返し、人間的にトコトン落ちていった清九郎さんだが、やがて篤信の女性と結婚し一人娘に恵まれるが、その奥さんは苦労の連続で亡くなり、そこではじめて改心。 やがて仏の清九郎と呼ばれるようになってゆく。
・・いかにも、ドラマチックな人生ではないか⁉(でも、家族や回り人は大変やったやろうなぁ・・)
(高取町・因光寺様)
先日、清九郎さんの事を調べに、今も山深い鉾立村の中にある墓所や、所縁の地(清九郎さんの像が境内に建つ)「因光寺」様、(幼い丁稚時代に通ったという)「願行寺」様などにお参りに行って来た。
(下市町・願行寺様)
「そうか。清九郎さん一家はこんな山の中で暮らしていたのか。」と、今も残る墓所横の鉾立の屋敷跡などを見ながら、僕は少し清九郎の息吹きを感じたような気がした。
これは、長い紙芝居になりそうだ。(前・後編)の大作になるような気がする。
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妙好人「大和の清九郎」という人
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カンネン亭 2014年03月01日(土)21時33分 編集・削除
それは良かった。
メロスは深いですよね。
マロンさん 2014年03月02日(日)21時22分 編集・削除
2月28日に狭山池博物館で、女性3人組に紙芝居を見て貰いました。又清教学園高等部の女学生3人が自分たちで語って見たいと実演されました。
3月2日しあわせ学校の4名が訪問されて、「おこた」で紙芝居を見て貰い感激されました。同時に親子5名の子供たちも喜んでくれました。その後、若い父親と幼稚園の子も「おこた」で、熱心に見て呉れました。皆さん興味津々です。楽しい出会いが持てました。有難うございます。
カンネン亭 2014年03月03日(月)09時02分 編集・削除
色々な形で、紙芝居が活躍してくれているご様子、たいへん
嬉しく思います。
北のシャローム Eメール 2014年03月01日(土)15時33分 編集・削除
「走れメロス」の紙芝居の複製が完成。2月、27、28日上演させていただきました。一人の方(90歳のおばあさん)は感動して涙をぬぐっておられました。(写真を送るにはどうしたらよいか教えてください)。現在「中山久蔵」の複製を作っています。