住職のつぼやき[管理用]

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「見てくれてたのね・・掲示板」

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 《掲示伝道》って知ってますか?・・
 それは、お寺などの門前にはられた〔掲示〕された言葉です。
 たとえば、『散る桜、残るさくらも散るさくら (良寛)』とか、『過ちを改めざる これを過ちという (論語)』とか・・、どこかで一度は見たことがありますよね。
 これって結構、お寺を身近に感じてもらえる効果があるのです・・・ね。
 うちの寺でも、毎月の初めに新しい文句を書いて貼ってます。(写真)
 先日、偶然、近所の小学生の女の子がノートに書き写しているのを見てしまいました。
 後でその子のお母さんに聞いてみたら、毎月の学校の(お習字)の時間に書く練習の〔文句〕にしているとの事でした。
 毎回、写して来ては両親とその〔掲示文〕の意味について、あーだ・こーだと話し合ってるとも聞きました。
 この話には驚きました。
 こっちは、「あ~、もう一ヶ月が経つ・・、又〔掲示文〕を考えなあかんのか~。・・今度はどこから文章を探してこよかなぁ~、又書かなあかんなぁ・・」とエエ加減な気持ちでやっていたのに、〔そこまでして読んでくれてる人があったのだ!〕と知ると軽いショックを覚えました。
 〔これは少なからず、みんなに影響を与えているかもしれん!〕と思ったら、ちゅ~と半端な気持ちではなく、しっかり書かなあかん、と思った次第です。 内容はできるだけわかり易く、考えてもらえるような言葉を選び、しかも短く・・。(それって、このブログの趣旨と一緒かも・・??)
 

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