住職のつぼやき[管理用]

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岸和田市〔真宗(西)慈光寺〕様の永代経法要

ファイル 1105-1.jpg〔慈光寺さま〕
 昨日、岸和田市作才(ざくざい)町にある『慈光寺』さまにお招き頂き、「永代経法要」に(紙芝居法話の)出講をさせて頂いて来た。
ファイル 1105-2.jpg
 こちらのお寺は、初めてのご縁でもあり、又、〔昼の座〕・〔夜の座〕と二席も出番があるので、少々緊張した。(一人部屋で、出番を待つ時が一番緊張する・・。)
 が、ノリの良い、岸和田のご門徒さまのおかげもあり、楽しくお話することができた・・ような気がする。(いつもの事ながら、ご門徒さんのおかげです。合掌。又、余談ながら、だんじり好きのお寺の住職も岸和田には多いらしい。さすが、だんじりの町!)
ファイル 1105-3.jpg〔夜泣き石〕
 さて、話は変わるが、こちらのお寺の山門の横に(写真)『夜泣き石』という、大きな岩石が祀られている。
 なぜ、石が泣くのか?・・こんな、いわれの話を聞くのが大好きな僕なので、こちらの住職さんや総代さんにお聞きしてみた。
 これは、江戸時代初期の昔ばなしなのだそうだが・・、
 この大きな石は、昔、川に掛かる橋として使われていたそうだ。
 しかし、岸和田城のお殿様が、城内改修工事の為、ここからお城へ搬入を命じた。
 それで、この石は、岸和田城のお庭に飾られるようになったのだが、夜な夜な「作才(ざくざい)町に帰りたい。」と泣いて、お殿様を震え上がらせたそうだ。(気の弱いお殿様やのう・・、でもきっと、この話何か、因縁めいたものが、裏に隠されているような気がする。)
 まぁ、それで元の場所に、結局また戻り、今では川近くのこちらのお寺の横に祀られたということなのだそうだ。
 今では、地元の者でも、そのいわれを知らない人の方が多くなったというこのお話。(でも、ちょっと前まで、夜鳴きのひどい赤ん坊には、この石を削って煎じて飲ませていたらしい。・・大丈夫かいな。)
 ・・でも、この話ってぜったい、紙芝居向きの話やん!創作意欲ムクムクムク。
 
 
 

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