昨日、今年最後の『特養老人ホーム甍』への〔出前法話〕に行って来た。
僕はまず、会場にお集まりの皆さんにご挨拶をする。
「さて、今年の『月例:紙芝居法話』は、今日が最後になりました。・・振り返れば、今年もいろいろな事がありましたね。」と話始め、その後紙芝居をして最後に「来年は一度、皆さんでうちのお寺にお参りに来て下さいな。施設長か事務長に頼んで、マイクロバスをチャーターしてもらえば、こちらから一時間ぐらいで来れますよ。お寺で直接お参りするのもエエもんですよ。」と言った。
すると、前列の一人のお婆ちゃんが、「電車やったら、どうやったらお寺に行けますか?・・最寄の駅は何ちゅう駅名ですか?」と尋ねられた。
それで僕は「・・こちらからやったら、まず地下鉄で『天王寺』駅まで行って、近鉄線に乗り換えて、それから『河内長野』行きに乗って『富田林』駅で降りる。そしてそこから金剛バスに乗って約20分ほどで『寛弘寺』バス停で降ります。そこから歩いて三分ほどです。『観念寺』というお寺です。」と、一息で流すように言った。
すると先ほどのお婆ちゃんから一言。
「あぁ、ありがとうございます。・・それで、最寄の駅は何という駅名ですか?」と聞かれた。
僕は『こらあかんわ。もっとシンプルに言わな通じないわ』と思い、「天王寺(阿倍野)駅から、近鉄線が出ているのは知ってますか?」と聞き、頷かれたので、「そこから、電車に乗って『富田林』という駅で降ります。そこからバスです。」と言ったら、「はい、解りました。・・遠そうですね。・・これはバスで連れてってもらった方がええなぁ・・。」と云われた。
その時、付き添いの職員さんが「○○さん、来年一度、施設長に頼んでみましょか?」と言われた。
それを聞かれ、嬉しそうにそのお婆ちゃんは、「その方がエエ出ようですね。・・ところで、住職さん、お寺の最寄の駅は何ちゅう名前ですか?」と又、スタートに戻ったので、職員さんが「そやから、バスで連れてってもろおと、言うたやんか」と言った。
それを聞いて、そのお婆ちゃんは、ムッとされたみたいだったので、気まずい空気を換えようと、僕は又、「ここから地下鉄に乗って『天王寺』駅まで行きます。そこから近鉄線に乗り換えて・・。」と、今年最後の講話クラブは、時間一杯まで延々と、僕のお寺までの行き方をしゃべり続けたのであった。
最近、こんなんばっかりや。(笑い)
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