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紙芝居:『無症状感染者 チフスのメアリー』(その2)

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そんなある日のこと。
 メアリーは風邪のような症状が出て寝込んでしまった。
「ゴホッゴホッ、いやだわ。どこかで風邪をうつされたんだわ。‥丈夫なだけが取り柄の私なのに・・、早く治しましょう。」。と彼女はしばらく休んで、又職場に復帰した。
 それから、10ヶ月ほどして・・、
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 ある日、同じ職場の家政婦が突然倒れた。
 病名は『腸チフス』だった。
 その同僚はすぐに仕事を辞めさされた。
 
 その頃、ニューヨークでは、毎年3千人から4千人の『腸チフス』の患者が出ていた。
 腸チフスは、サルモレラ菌によって感染者の便や尿から何らかの形で汚染された食べ物から発症するといわれていた。
 その症状は、高熱や腹痛などで、命などにも関わる。
 メアリーは怖くなって、その仕事場を辞めて、次の職場を探した。
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そして、次にある弁護士の家で働くことになった。
 がしかし、そこでも又チフスが発生し、一家9人のうち7人まで発症した。
 メアリーは、その家でも献身的に看護し、家族みんなから感謝された。
 ・・が、しかし、彼女はやがてその職場も辞めて、又違った仕事場に移った。
 こうして、メアリーは1900年から1907年にかけて、勤め先を転々とする。
 が、どこの家でもチフスが発症し、彼女だけが無事だった。 つづく

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