住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『ナニワの浪花千栄子女史』(その11:最終回)

ファイル 2062-1.jpg
 又、信仰家でもあった千栄子さん。
 彼女の人生そのものが(まるで関西版[おしん]のような)波乱万丈であったせいか神仏を深く敬い、朝起きれば毎日40分間も勤行をされていたとか。
 そしてその口癖が「真心を忘れてはいけない」であったそうです。
ファイル 2062-2.jpg
 そして千栄子さんは、その晩年、京都の嵐山に自分の夢であった自宅兼料理旅館を持ちます。
 その自宅の庭には、竹林をつくりました。
 それは、子供の頃、自宅のすぐ側に竹林が
あり、唯一その中に隠れた時が心の安らぎを覚え、それを再現したかったからだそうです。  
 そう、彼女の中には(辛い思い出だけど)故郷の南河内の思い出がありました。
 その旅館の名前は[竹生(ちくぶ)]と名付けられました。
 昭和48年12月、この日も千栄子さんは懸命に働き、「ああ、疲れた」と言って床に入ったそうです。
 結果的にこれが最後の言葉になりました。
 浪花千栄子、行年66歳。病名は消化管出血でした。
 大阪のお母ちゃんと呼ばれた大女優は、今、京都の嵐山に眠っています。おしまい

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非公開 2020年10月04日(日)22時22分 編集・削除

管理者にのみ公開されます。

観念寺 2020年10月05日(月)14時16分 編集・削除

内容、承知致しました。
ホームページの「お寺の紹介」から、お電話でご連絡下さい。

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