(愛媛県動物愛護センター)
次の日、今回の目的である『愛媛県動物愛護センター』に向かう。
奥道後からさらに深い山中に、こちらのセンターは在る。
あらかじめ、「こちらでの捨て犬や猫たちのお話を紙芝居にする為取材させて下さい」と主旨を説明し、許可を得ていたので、僕達が着くとセンター職員さんはすぐに出て来て下さり、親切丁寧にセンター内を案内して下さった。
(愛護棟)
この今作ろうとしている今回の『紙芝居』は、ノンフィクションであり、非常にデリケートな(『殺処分』という、一つ間違えたら誤解を生んでしまうような)所が多いお話なので、慎重に慎重に時間を掛けながら、実際の職員さんからの教えと許可を乞いながら、作ろうと心がけている。
だから、今回もゆっくりと施設全体を案内して頂きながら、お話を聞きつつ廻らせて見学させて頂いた。
それで、たくさんの写真も撮らせて頂いたのだが、デリケートな部分も多い為、このブログには載せない。(それらの写真は、デフォルメして紙芝居の絵にしたいと思っているので、その『紙芝居』発表まで待って下さい)
さて、こちらのセンターには、動物のしつけ教室やふれあい教室などの業務を行う〔愛護棟〕と、犬猫の収容と処分を行う〔管理棟〕がある。
僕達は〔愛護棟〕を見学させて頂いたのち、〔管理棟〕を案内して頂いた。
(ふれあい動物舎)
そして、ここでしつけられ、やがて新しい飼い主に譲渡される運命の元気な人なつこい子犬たちの〔ふれあい動物舎〕を見学させて頂く。
(譲渡犬たち)
僕達が近づくと、一せいに集まって来て、尻尾を振りあいそを振りまく子犬たちに癒された。(この子犬たちの未来に幸あれ!)
(慰霊碑)
しかしながら、こちらで二酸化炭素ガスで殺処分されてゆく運命の犬や猫たちもいる。
このセンター内の小高い丘に立つ『慰霊碑』は、まさにそんな動物たちへの「慰霊」と「鎮魂」の気持ちが込められ建てられている。・・僕と妻は一緒に合掌した。
さて、こちらのセンターでは子供たちへの施設見学会も行なわれているという事で、今年の夏休みも連日、賑やかだったそうだ。・・が、この日は小雨もあり比較的静かであった。
さてさて、最後に職員さんからの印象深かったお話を一つ紹介して終りたい。
それは、最近の(何人かの)子供たちの職員さんへの質問内容なのだそうで、実際の動物たちが死んでゆくところを、どうか見せて欲しいとせがむ子供が居るというお話であった。・・それもどこか、楽しんでいるような感じで聞いてくるらしい。
それって恐いことだ。「これは(戦争や殺戮をリアルに描く)テレビゲームの影響なんでしょかねぇ?」と職員さんはそうおっしゃられた。
『一つしかない命の大切さを、まじめに描いてこの紙芝居を作らねば!』と、そう固く誓い、愛護センターの職員さん達に深く御礼を述べて帰宅することにした。
僕のわがままなお願いをたくさん聞いて下さった、センター職員の皆さん、本当にありがとうございました。お陰様で充実した取材旅行になりました。
紙芝居が完成したら、(コピーして)是非一巻、送らせて頂きます。合掌
lako 2012年08月30日(木)23時10分 編集・削除
とっても、重い内容になりそうですねぇ・・・
死ぬところを見たいって・・・・
最近のイジメ問題や、イジメ動画・・
そういうの連想させますねぇ・・
完成を楽しみにしています