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紙芝居:「カルピスを発明した僧侶 ~三島海雲伝~」 (その1)

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 『カルピスは甘くてすっぱい初恋の味・・』。
 この宣伝文句で、大ヒットした乳酸飲料カルピスは・・、
 実は、浄土真宗のお坊さんが発明した飲み物だったのです。
 そのお坊さんの名は『三島海雲(ミシマカイウン)』といい、大阪の小さなお寺に生れました。(ちなみに、今は大きなお寺でっせ。僕の友人のお寺なのです。取材協力ありがとう・・余談でした。)
 それでは、そのお坊さんの一生と、カルピス発明のお話を聞いて頂きましょう。
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 三島海雲は、明治11年、大阪は箕面の〔教学寺〕の住職『三島法城』師の長男として生れました。
 幼い頃の『海雲』は、病弱で強度の吃音の為、ほとんど話ができなかったそうです。
 そこで母は、涙を浮かべながら近くの河原で、大声で話す練習をさせて、優しく粘り強く『話す事』を教えました。
 その努力の甲斐あって、五歳を過ぎた頃、海雲はようやく人並みに話す事ができたそうです。
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 やがて青年になった海雲は、西本願寺文学寮(今の龍谷大学)で学問を学び、卒業後は英語の教師として、山口県の中学校へ赴任します。
 ・・その後、海雲に、「中国大陸に渡って、そこで〔日本語教師〕として働かないか?」という話が来ます。
 お坊さんの資格(得度)は取りましたが、お寺の跡継ぎにはならず(父親との確執・不和もあったそうです・・)、冒険心溢れた海雲は、この時、中国へ渡る決意をしたのでした。 つづく