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紙芝居:「実録 稲むらの火 (復興編)」 前編

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東日本大震災が起り、25日間が過ぎた。
 今、日本は悲しみを乗り越え、すべての智恵と力を結集して、復興へと向かおうとしている。 ・・が、まだまだやるべき事は絞り込めず、問題点も抽象的なままだといってもよい。
 もし、今の時代に、この紙芝居の主人公〔浜口梧陵〕が居たなら何をしたであろうか?
 そんな事を考えながら、この紙芝居を発表してみたいと思う。
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 江戸時代末期、安政大地震で壊滅的な打撃を受けた、和歌山県:広村。(今の有田郡広川町)
 今、『稲むらの火』によって、多くの人の命を救った〔浜口梧陵(ごりょう)〕商人は、呆然と荒れ果てた自分の村を眺めていました。 
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 村人:夫「あ~ぁ、何もかも無くなってしまった。」
 村人:妻「明日から、どうすればいいんでしょう?」
 そう、津波は村人の『やる気』も奪っていたのでした。
 それを見た〔浜口梧陵〕は、「何とかせねば・・」と思い、「そうだ、まずは腹ごしらえだ!食べ物が無いと元気も出んわ!」と・・、 
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 江戸にある自分の支店にすぐ連絡し、私財を使い、隣村から米俵を運び入れ、にぎりめしの〔炊き出し〕を始めました。
 「さぁ、みんな、腹いっぱい食べて元気を出してくれよー。」と梧陵は叫びました。
 さらに、梧陵は・・、
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 「住む処も必要じゃ。御上からの援助など待っておれんわ」と、これも又、私財を使い、『仮設小屋』を五十戸建てました。
 さらに、農民には『農機具』を、猟師たちには『網や舟』などを無料で提供しました。
(『どれだけ金持ちやねん!金持ちやからそんな事できたんや』と思いながらも、この武士の時代によくぞ損得抜きに、一介の商人がやったなぁと感心する。) つづく