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紙芝居:「長生きしたや物語~曇鸞大師の話」(前編)

 平成20年の日本人の平均寿命は(男:79才)、(女:86才)だそうだ。(厚生労働省の発表より)
  ところで皆さんは、この『平均寿命』よりもっと長生きしたいと思いますか?
 それでは「長生きしたい」とお答えになった方にお聞きしますが、・・では、それは何のために?
 今からお話する方は、学問を究める為に「長生きしたい!」と考えられた、ちょっと変わった(いや、ご立派な)お坊さんです。
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 今から1500年程前、中国はいくつもの国に分かれていました。
 このお話の主人公〔曇鸞(どんらん)大師〕は、《北魏》の〔雁門(がんもん)〕という所で、お生まれになりました。
 〔曇鸞〕様、15才の時、近くの《五台山》という山の上にあるお寺へ、お参りに行かれました。
 「ああっ、ここは良い所だなぁ~。こんな静かな所で仏様にお仕えしたい。」と、〔曇鸞〕様はそうお考えになり、《出家》なさいました。
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 ところが、〔曇鸞〕様は熱心に勉強し過ぎて、重い病気になって寝込んでしまいました。
 床の中で高い熱にうなされながら、〔曇鸞〕様はつぶやかれました。
「ああっ、私はこのまま死んでしまうのだろうか?・・まだ死にたくない。・・できればもっと、長生きがしたい。長生きしてもっともっと学問がしたい!本が読みたい!・・。」と。
 やがて、この病いも奇跡的に癒え、〔曇鸞〕様はご回復されました。
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 そして、起きれるようになった頃、〔曇鸞〕様は、ある決意をしました。
「うんと勉強する為には、長生きをしなければいけない。・・いや、願わくば、『死なないですむ方法』を見つけ出したい!」と思うようになったのです。
 そんなある日、南の《梁》という国に〔陶弘景(とう:こうけい)〕という仙人が居て、『不思議な術』を教えているとの噂を聞きました。
 『長生きできる術』を探していた〔曇鸞〕様は、早速、この仙人を尋ねる事にしました。
 それは山を越え、川を渡り、長い苦しい旅でもありました。
 つづく