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無駄をした事によって、かけがえのないものを手に入れた 『賢者の贈り物』

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毎年12月になると、この『賢者の贈り物』という紙芝居《出前メニュー・文学もの17》をあちこちで演じます。それはこのお話がクリスマスの日を舞台にO・ヘンリーが書かれた作品で或るからかもしれません。・・ちなみにこの紙芝居を作るに当たって、僕は月日の設定をクリスマスから「結婚記念日」に変えました。(だから別に12月に演じなくても良いのですが、ただなんとなく・・) そして、時代設定も大正時代の日本に(髪の毛の売買がまだありそうな時代のような感じがしたから・・)置き換え、主人公たちも、ジムを「仁(じん)」にテラを「点子(てんこ)」に勝手に変えて、お年寄りの方に親しみやすいように作りました。
《あらすじ》
これは若くて貧しい夫婦のお話です。美しい髪の妻・点子は、夫・仁の懐中時計をつるす為の鎖を買う為に、髪の毛を売ります。そして、仁は点子の美しい髪に似合うクシを買う為に、懐中時計を売ってしまいます。
お互いに贈り物がちぐはぐになりますが、それは無駄ではなくお金に変えることができないものが、相手に届けられるというお話です・・・。
 さて、僕の紙芝居では、最後に次のような言葉を入れて終わるようにしました。『・・この世には無駄に見えるものでも、価値あることはたくさんあります。私達も時々、自分のしている事が無駄であるように思うことがあります。しかし、それは本当に無駄なのでしょうか?神仏はちゃんとあなたを見守り、温かくつつんで下さり、その代償にとても高価なモノを与えて下さっているかもしれませんよ・・。おしまい』と・・。
 余談ですが、ちなみに髪の毛って、今でも売れるそうですね・・。