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紙芝居:『無症状感染者 チフスのメアリー』(その4)

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そして[衛生局]は、強制的にメアリーの排出物を検査した。
 すると、便からかなり濃度の高い『チフス菌』が検出されたのだった。
 そこでメアリーは、ニューヨークに近い川の中ほどにある小さな無人島(ノース・ブラザー島)に作られた[リバーサイド病院]に隔離された。
 そこで彼女は、不本意ながら3年近く、隔離生活をして過ごすことなるのだった。
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 その隔離生活の中、彼女は[衛生局]を相手に「不当な扱いを受けている!」と、起訴裁判を起こした。
 ・・が、結果的にこの裁判には負けてしまう。
 さらに、新聞記者などのインタビューにも応えたりする。
 がしかし、1909年、『ニューヨーク・アメリカン』紙は、このメアリー事件をセンセーショナルに報道する。
 そこには、「アメリカで最も罪が無いとはいえ、最も危険な女」と書かれ、料理に骸骨を入れて平然と料理をしているメアリーの姿が描かれていたのだった。
 『チフスのメアリー』はアメリカ大衆に、この記事によって強烈なイメージを与えたのである。 つづく