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紙芝居:「与謝野晶子(よさの・あきこ)」(その5)

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『みだれ髪』は、世の中の封建道徳に大きな問題を投げかけましたが・・、
 それから三年後、晶子はまたまた、時の話題の人となります。
 それは、仲の良かった弟[ちゅう三郎]の、日露戦争への出征の気持ちを歌った詩の発表でした。
 それは、このような詩です。
 【君、死にたまふことなかれ】(一部抜粋) 
『あぁ、おとうとよ、君を泣く。
 君 死にたもうことなかれ。
 末に生まれし君なれば、親のなさけは まさりしも
 親は刃(やいば)をにぎらせて 人を殺せとおしえしや
 人を殺して死ねよとて 二四(にじゅうし)まで そだてしや・・』
 (※余談ですが、弟は無事に帰って来たそうです。)
 この頃、日本全体、『戦争に行くなら、勇ましく戦って死んで来い!』と言うような風潮でした。
 ・・が、晶子は「戦争を憎み、命を大切に思うのは、人間として当然だ!」と歌ったのです。
 結果、晶子は社会から大バッシングを受けます。
 が、このことに対しては(晶子も夫・鉄幹も)一歩も譲りませんでした。
 つづく