住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「妙好人 物種吉兵衛さん」(その7)

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やがて、「是非、吉兵衛さんのお話が聞きたい!」という、悩みを持つ多くの人が、吉兵衛さんの回りに集まってきました。
 それらの人々に、吉兵衛さんは《生きる》意味について、次のようなお話をされています。

 「今日の日は、わが(自分の)人生に、もう一遍、暮らし直し(やり直し)ができん。
 《また(二度と)と無い日》やと思って、味おうて暮らしておくれや。
 朝が昼となり、昼が晩となる。片時も同じところに、じっとしておらんのや。一息、一息、放り出されているのや。」と。
 このように、吉兵衛さんの言葉は人々の心を癒していきました。
 そしてその言葉は、感銘を受けた人々によって、やがて『物種吉兵衛語録』として、記録され残されることになるのです。つづく

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