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紙芝居と「小説[水底の村]」

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 今年のお正月に息子が帰って来て、「新しい紙芝居を見せて」と言ったので、最新作の「ダム湖に消えた村」を見せた。
そしたら息子が、「お父さん、その話って、さだまさしさんの小説『水底の村』を元にして作ったん?」と聞いた。
 「えぇっ⁈ それってあの歌手のさだまさしさんか?」と驚いて聞き直すと、「そうやで。・・似てる話やと思うわ。」と返事が返って来た。
 僕は、その小説とは一切関係ないと息子に答えておいたのだが、その時からその小説が読みたくてたまらなくなって・・、そしてこの正月休みに読み終えた。(妻が『解夏(げげ)』というさだまさし作の単行本の中に収録された、この中編小説を持っていたのだ。)
 この話は、近畿地方ではなく、関東が舞台のお話なのだが、土台は『新しい都市の生活用水確保のために、ダム建設の話が起こり、その為に村の一つが水底(みなぞこ)に沈み、そこに住んでいた人々の生活が大きく変わってしまった』という話だ。
 ・・僕は二つのことに驚いた。
 一つは、少し前、日本ではよく似た[開発]という名目の環境破壊(改造というべきか?)があちこちでおこっていて・・そして、その後、そこに暮らしていた人々の生活(人生)は、大きく変らざるを得なかったという事実。
 そして二つ目は、(こっちはどうでも良い事なのだが)息子が、この話を、「紙芝居」を観た瞬間に、思い出したということ。
 いつの間にか、ゲーマーだった息子は(あらゆるジャンルの本を読む)読書家に変わっていたということだった。