今、「地獄のはなし」、「極楽のはなし」という、二本の「紙芝居」を同時に作っている。
「地獄のはなし」は、『よみがえり草紙』という古い本をヒントに、根性悪のお爺さんが、地獄世界を旅する話にして、最後は心を入れ換え、正しく生きようと決意し、甦って終わりにし・・、
「極楽のはなし」は、菊池寛氏の『極楽』という短編をヒントに、功徳を積んできた老夫婦が往生し、極楽世界に往く。しかし、そこでは猛烈に平和で退屈な世界が待っていた。そこで、地獄の世界を二人は想像しながら、退屈を紛らわすという話にしている。
なぜ、『地獄』と『極楽』のような両極端な世界の話を、同時に作っているかというと、
結論から言わせてもらうと、『地獄と極楽の《対極的》な世界を鮮明に表すことによって、どちらの世界も、変わりすぎていて、そう違いは無いかもしれない。・・だから、今、住んでいる世界が《まとも》で、大事しなければならない。 地獄・極楽世界にこだわるな!』という方向にもって行きたい為なのだ。
その為に、自分でも、今、地獄を書いているのか、極楽を書いているのか、解らなくなるような、あいまいな気持ちで、作りたいと思い、二本同時に作っているのだ。
今製作する中、多少、生活する中でも、僕の頭の配線が、『ここは、地獄か、極楽か?』といったように、こんがらがっては来ている。
ちょっと危ない状態ながら、(頭の配線がショートせぬ内、)秋までには、この二本を完成させたいと思っている! こう、ご期待。 合掌
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「地獄のはなし」と「極楽のはなし」
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