
‥時代は[徳川時代]に移ります。
そして、阿国は恋をします。
その相手は[名古屋山三(なごや・さんざ)]という、彼も天下一派手な[かぶく侍]でした。
阿国と山三のカップルは、あっという間に都中のうわさの人気者になってゆきました。
‥しかし、その幸せもつかの間、恋人の山三は侍同士の争いに巻き込まれ、亡くなってしまいます。
阿国のショックは、それは大きいものでした。
その悲しみを癒やす手立ては、やはり踊る事しかありません。
阿国は悲しみを忘れようと、必死になって踊りました。
そんなある日、阿国は恋人[山三]の霊が乗り移ったかのように、彼の形見の刀を持ち出し、彼の十字のロザリオを身につけ扇子を片手に、狂ったかのように髪を振り乱し、[山三]自身に成りきって踊り始めたのです。
それを見ていたお客たちは、その鬼気迫るその迫力に、「おお、あれは正に[山三]の霊が乗り移った姿!‥おお、阿国!天下一!阿国かぶき、天下一!」と褒めたたえ、その舞いに熱狂しました。
‥が、しかし、つづく
[管理用]
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紙芝居『歌舞伎のはじまり』(その2)
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