
桃太郎の軍隊は、岡山に着いた。
そして(今の吉備津(きびつ)神社の辺りに)その陣を張ったんじゃ。
(吉備津神社)
そこに地元の部族の長達がやって来た。
まず、猿のような知恵者、楽楽森彦(ささもりひこ)と、
忠義に熱い犬のような犬飼健(いぬかいたける)が来た。
さらに雉のように機敏な働きをする留玉臣(とめたまおみ)もやって来た。
三人は声を揃えて「桃太郎さま、我らを家来にしてください!」と言った。
桃太郎は喜んで、こちらの地元の名物[吉備団子]を出して歓迎した。「よし、皆で鬼退治に行こうぞ!」と桃太郎は叫んだのじゃ。
出陣する前に桃太郎は、手紙をくれた村長に鬼について尋ねた。
「村長、その鬼とはどのような奴らなのですか?」と尋ねると、村長は答えた。
「桃太郎さま、あやつは本当の鬼ではありません。人ですのじゃ。
あやつ等は、海の向こうの百済(くだら)という国から逃げてきた部族で、ここに隠れ住んだのですだ。
その大将は『温羅(ウラ)』という名で、背は高く髪は赤茶色、頭は良くて我々の言葉もすぐ覚えました。
それで村人は気味悪くなり、『鬼』と呼ぶようになったのですだ。」 つづく
(桃太郎のモデル吉備津彦の命)
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紙芝居『新・桃太郎の伝説』(その2)
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