『まは、さてあらん‥(あかん、またやってしもた、これからはやめとかな‥)』〜寛喜3年 親鸞聖人59才のつぶやき〜
『まは、さてあらん(あかん、又やってしもた、これからはやめとかな‥)』と突然、親鸞聖人は布団の中でつぶやかれました。
寛喜3年(1231年)4月、これは親鸞聖人が風邪をひかれて、何日も寝込んでおられた時のお話です。(『恵信尼消息(内容は恵信尼様から娘への手紙の一つです)』より)
寝床でつぶやかれたお聖人のこの一言、妻の恵信尼様は聞き漏らしませんでした。
「あなた、どうされましたか?夢ですか?‥寝言ですか?」と尋ねると、親鸞様は「いやいや、寝言では無い。(お漏らしでもない‥こんな事は言ってない、筆者失礼) 恵信尼や、夢を見てな。それで昔あったある事を、思い出していたんじゃよ。‥そう、それはこんな事じゃった。」とお聖人は昔話を語り始めました。
「‥そう、あれは今から18年前の事。
わしが40才を過ぎた頃じゃった。」 つづく
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紙芝居『まは、さてあらん‥』(その1)
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