この天文学者の二人も、善兵衛さんの望遠鏡を見て、その精巧さに大変驚きました。
この一人、高橋至時さんの関東での弟子の一人が[伊能忠敬]だったのです。
そして、天文学者の間重富さんは、望遠鏡に触れたその感動から、『岩橋善兵衛さま、是非、その望遠鏡を我々にも作ってもらえないでしょうか?よろしくお願いします。』と手紙を書いてお願いしました。
善兵衛さんは快諾しました。
それから、江戸で仕事を始めた間重富さんと高橋至時さんは、「正確な日本地図を作るには、善兵衛さんの精密な望遠鏡が役に立つに違いない。」と地図の測量に旅に出る事になった[伊能忠敬]さんに、その望遠鏡を手渡したのでした。
伊能忠敬さんは「これは素晴らしい望遠鏡だ!」と、大変喜んだそうです。
こうして善兵衛さんの望遠鏡は、忠敬さんに渡り、正確な日本地図作成の大きな手助けになったという事なのです。
おしまい
※多少、作者の創作(フェクション)が入ってます。すみません。
[管理用]
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紙芝居:『岩橋善兵衛と伊能忠敬の望遠鏡』(後編)
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