住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『楠木正行もここにあり!』(その6)

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 時代はここでワープする。
・・正行(まさつら)公が亡くなって、五百と三十年が経ちました。
 ここに、[正行]生き様感動し、行動起こした一人の男が現れた。
 その名は[適塾(てきじゅく)]出身の『赤十字(せきじゅうじ)社』をこしらえた、[佐野(さの)の常民(つねおみ)]でありました。
 明治の十年、佐賀県出身[常民]は、国内最後の戦争の[西南の役(鹿児島で起こった内乱)]の後を見る。
「戦争、なんと悲惨なものか!」と、涙流した常民は、
「敵と味方の区別なく、負傷者助ける病院を、あぁ作らせてくださいな!」
彼は政府に訴えた。
・・・そして[正行]公を思い出し、「今も負傷者泣いている。苦しい痛いと泣いている。敵と味方は違えども、彼を全て救いたい。昨日の敵は今日の友。あぁ川で溺れた敵兵を、救ったサムライ正行の、如くに我は助けたい!」
この熱意、政府の心は動いたぞ!
 ニッポン赤十字社前身の、ここに「博愛(はくあい)社」出来ました。
この時、負傷者千四百、多くの命が救われた。
 正行公の生き様は、ここでも確かに輝いた!
 後世で、ピカッと輝いた。 つづく(次回最終回)
 

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