昔々の大昔。
これは『天照大御神』をご先祖に持つと言われる、初代天皇『神武(じんむ)天皇』のお話。
このお話の主人公[神武]様の正式なお名前は【神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコのみこと)】と言います。
・・がこの紙芝居では[イワレビコ]の命(みこと)とお呼びさせて頂きます。
このお方は『日向の国(今の宮崎県)』にお生まれになりました。
四兄弟の末っ子ながら持って生まれた人徳があり、15才でこのミコトは皇太子となられました。
やがて45才になられたイワレビコの命(みこと)は、皆を集めて重大な会議を開かれました。
「兄上方、並びに重臣たちよ、我らはこれより用意を整え、東の国を目指して旅立ちたいと思う。
我が先祖[天照大御神]は、『この国を一つにまとめなさい。そして平和で豊かなお米が実る国にしなさい。』とおっしゃられた。
ここから東の国は、力の強い豪族たちがお互い争い合っている。
今こそ我らが行って、一つの国にまとめ上げるのだ。
皆の者、ついに出陣の時は来たのだ!」と、イワレビコのみことは宣言されたのでした。
こうして船団を作り、イワレビコのみこと一行は日向の国を出航。
大分、福岡を経て、瀬戸内海を東へ。
そして順調に浪速(なにわ・今の大阪湾)の海に到着したのでした。・・が、ここからが大変でした。
この頃の大阪湾は、現在の東大阪市(西半分)までが海になっていました。
(現在の東大阪市日下(くさか)公園・クジラの骨が貝塚から出たらしく公園にクジラのモニュメントがある)
つづく
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紙芝居:『神武東征記』(その1)
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