その鳴き声に、大鹿は飛び上がって驚き逃げ出してしまった。
「この阿呆がっ⁉逃げてしもうたではないか!」と猟師は怒った。
しかし、まだ飼い犬はワンワンと吠え続けた。
猟師の怒りは頂点に達して、自分の刀を抜いて飼い犬の首を斬りはらった。
犬の首は宙を舞い、空高く飛んだ。
が、首はなかなか地上に落ちてこなかったんじゃ。
不審に思った猟師は上を見上げると、なんとっ⁉
(義犬の墓)
(現在は義犬の墓の横に一般の動物たちの骨を埋葬する事もできるそうだ。)
つづく
[管理用]
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紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その2)
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