ペスト禍の翌年1666年、ロンドンは大火事に見舞われた。
この火事によって、ロンドン市内の住宅の85%(13200戸)は、焼失した。
が、幸いな事に、(これだけの大火事の割には)死者は少人数であった。
のち、ペストの原因とも言われたネズミも、この大火災で死に絶えこの伝染病が収束したと言われている。
そして、このペスト伝染病の恐怖は終わり、平穏な暮らしにどうにか戻った。
が、私はこの伝染病というものは、滅びたのではないと思っている。
ただ眠ってくれているだけだ・・と思う。
おそらく、いつか又形を変えて、人間世界で目を覚ますに違いない。
その時の為に、私はこのイギリスロンドンで起こった事を、後世の人々に(我々がこの伝染病に対して行った精一杯の(愚策ともいえるかもしれないが)対策や事件などを)記録した。
後世の人々よ、どうかその時が来たなら、その時代の智恵を出し合って、試練をどうにか乗り越えて欲しい!
おしまい
終わりに
イギリスにも行った事が無い人間が、この国難とも言えるコロナ禍に、何か、紙芝居でお役に立てないだろうか?と大急ぎで資料を集めてこの紙芝居を作りました。原作は『ペスト』という長編です。この機会に一度読んで見て下さい。
それと、うがい、手洗い、マスクを忘れずに・・。