‥あの男の事を語る前に、少しワシの話をしよう。
「えぇーい!むにゃむにゃ・・神仏よ、助けたまえ!」と、
ワシ等行者は、毎日護摩をたいて加持祈祷をしておった。
「弁円さま、ありがとうございます!」と、
お寺では、連日信者たちで大賑わいじゃった。
・・がしかし、ある日から、
その信者たちが一人減り、二人減り・・、
あっという間に、本堂はガラガラになってしまった。
ワシは悩んだ。
「なぜじゃ⁉・・なぜ、信者たちは来んようになったんじゃ⁉」
その時、ひとりの弟子が入って来て、驚くようなことをワシに話し始めた。 つづく
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紙芝居:『山伏・弁円(べんねん)と親鸞聖人』(その2)
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