[ドノバン]という、自然を愛した『現代の吟遊詩人』と呼ばれた、スコットランド生まれのフォーク・シンガーがいる。
フランチェスコを描いた『ブラサー・サン、シスター・ムーン』という映画の音楽を担当したのは彼であり、音楽も世界中で大ヒットした。
しかし、彼と映画会社との意見の相違があったらしく、この映画のサウンドトラック版は、非常に残念なことに発売されなかった。
それでも、是非、サントラ盤が欲しいという人が多く居た為、ドノバンの歌は入っていないイタリアバージョンの『サントラ版』は出た。
もちろん、僕はツテを頼り、長い事探してこのイタリアサントラ版を手に入れた。
今でもこのアルバムは、僕の宝物である。
うちのお寺の中でも、この(キリスト教会の讃美歌)の入ったようなアルバムは、大音量でよく流している。(隣近所の人は何と思っているだろうか⁈・・ここは寺か?教会か?と、その内、苦情がくるかもしれない。[笑] しかし、今の混迷の時代、キリスト教とか、仏教とかにこだわるほうがおかしいと僕は思っているのである。絶対なる宗教とは普遍的なものなのである。これは僕の持論だ!)
また僕が入院中、眠れない夜も、よくこのアルバムを聞き続けていた。この音楽にどんなに助けられたか!・・もちろん、この紙芝居もこのアルバムを聞きながら作った。それほど、この映画音楽が好きになのである。
つまり、フランチェスコが大好きなのだ。
この紙芝居も、本当は前編・後編の長編になる予定だったのだが、他宗教のものが、長々と描いて、キリスト教関係の方に迷惑を掛けてもいけない?と思ってやめた。
だから、初めの予定で描こうと思っていた、フランチェスコの仲間たちや恋人?も描けていない。又、その若き晩年のフランチェスコのエピソード、他国への布教エピソードの話、インテリの弟子たちの裏切り、イエスと同じ聖痕の後の話・・それらは描けていない。・・それがちょっと心残りだ。
余談が長すぎた。・・本編に戻る。
フランチェスコの教会は、兵隊に襲撃され、燃え上がりました。
それを見て、フランチェスコは自らに問いました。
『・・私のやってきた事は、間違いだったのだろうか?
・・その答えを知っておられるのは⁈・・そうだ!
一番、神に近いあのお方!
・・ローマ法王に直接、私の行いは間違いだったのかと、お聞きしてみよう!』と、(突拍子もないことを)思いつき、仲間たちとローマに向かって旅立ったのでした。
そしてフランチェスコたちは、ローマ法王庁に、何とかツテを頼って入ることが出来ました。
そして、いよいよ、キリスト教トップの御方に拝謁することになったのでした。 つづく(次回、最終回)
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紙芝居:「アッシジの聖フランチェスコ」(その6)
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