結局のところ、才市さんの九州への出稼ぎは、25年間続きます。
才市さんの30歳から55歳までです。
もちろん、その間、妻子の待つ島根県の自宅へは、何度も帰って来ていますが、四半世紀にもおよぶ長い出稼ぎでした。
その間、才市さんは、京都の西本願寺で[帰敬式]=(仏弟子となる儀式)を受けたり、妻にも受けさせたりしています。
これは、出稼ぎ先でも、仏さまを敬っていた才市さんの信心の篤さを物語るエピソードです。
そして、この25年間の間に、父の臨終も看取ることになるのです。
つづく
[管理用]
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紙芝居:「妙好人 念仏詩人 浅原才市さん」(その4)
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