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紙芝居:「唯円房の歎き~『歎異抄』かく語りき~」 その1

 先日、大手書店に寄ったら、五木寛之氏の『親鸞』が、大ベストセラーとなって、上・下二巻が山積みになっていた。
 何故今、『親鸞』なのだろうか・・?
 どこに、その魅力があるのか?
 この『私的(暴走解釈)紙芝居』に、その答えを探る為のヒントは全く無い。
・・が、これを読んで頂くことによって、少しでも人間『親鸞』聖人の思想(宗教哲学)に興味をもっていただければ、めっちゃ嬉しい。
 ちなみに『歎異抄(たんにしょう)』とは、(おそらく・・)親鸞聖人の《生》のお声を、そのまま(弟子の〔唯円房(ゆいえんぼう)〕が)思い出し、記録した貴重な書物と云われている。
ファイル 446-1.jpg
(唯円)「・・あぁ、皆さん、お初にお目にかかります。
 私くし、〔唯円(ゆいえん)〕と申す念仏僧でございます。
 そう、あの有名な『親鸞聖人』の直弟子でございます。
 でも、聖人は『誰それの弟子』という言葉がお嫌いでございましたから、正確には使わない方が宜しいかもしれませんが・・。
 しかしながら、私は確かにお聖人の《生》のお声を、この耳で聞かせて頂いた一人なのでございますよ。
 ・・『えっ、お前は今泣いていたのか?』とお聴きですか?
 ・・はっはい、お見苦しいところを申し訳ございません。
 それは今、お聖人の弟子と勝手に称する者たちが、『お聖人はこう言われた!ああ言われた!』と、事実と違うことを堂々とあちこちで、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃと述べておると、そんな噂を聞きまして、つい腹が立つやら悲しいやらで、このままではのちの人々が迷うてしまうと歎いておりましたら、つい涙があふれまして・・・。
 それで、お聖人から聞かせて頂いた『お言葉』を今思い出し、書き残そうと思っていたところでございまして・・。
 『えっ、私にもちょっと聞かせてくれ?』とおっしゃいますか?・・それはご奇特な!
 わかりました。 では少しだけ語ると致しましょう。それでは、しばらくお付き合い下さいませ・・。」
つづく

コメント一覧

大橋威夫 Eメール 2010年02月08日(月)19時06分 編集・削除

観念寺様 早速のリクエスト有り難うございます!
これより、ずっと拝見いたします!
ちなみに 唯円とゆう方は昔は僧侶になる前は、
非常に、乱暴者だったとか?
間違ってたらごめんなさい・・・
 歎異抄の中の 善人なおもて往生おとぐ いわんや悪人おや いいですね

大橋威夫 Eメール 2010年02月08日(月)19時08分 編集・削除

追伸 子供をなくしたゴータミーの 話は
映画 『禅』のなかで ありましたよ、

カンネン亭 2010年02月08日(月)22時51分 編集・削除

大橋威夫様

 コメントありがとうございます。
是非、『禅』を見たいと思います!
貴重な情報ありがとうございました。
僕は『ゴータミー』の話が、大大大大大好きなんです!
 

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