住職のつぼやき

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紙芝居:『新・身代わり泣き不動さま』(その3)

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弟子の証空は、高熱にうなされて倒れてしまいました。
そのあまりの苦しさで、証空は思わず自分の信仰しているお不動さまの掛け軸に向かって、
「ああっお不動さま・・。私はお上人の身代わりになった事に後悔はしていません。
・・しかし、これほどこの病いが苦しいとは思いませんでした。
お不動さま、どうか早くこの命を終わらせて、あの世に連れて逝って下さい。お願い致します。」と呟きました。
すると不思議な事に、お不動さまの掛け軸が、バラリッと落ちました。
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そしてその瞬間、証空の熱はいっぺんに下がり、彼は元気を取り戻したのです。
不思議に思って、証空はその落ちたお不動さまの掛け軸を見てみると、
 するとなんと、お不動様が泣いていらっしゃるのです。
 その時、不思議な事にそのお不動さまは、証空に話しかけてこられました。
『証空よ、お前のその優しい心掛けに、私は猛烈に感動した。
 お前は智興の身代わりを引き受けたから、今度は私が、お前の身代わりになってやろう!』と、言われました。
 そして、掛け軸からお不動さまは消えました。
ファイル 2360-3.jpg
 こうして、智興上人も証空も、病いを克服して元気になり、その後も長生きされ、世の為、人の為に尽くされたという事です。
めでたし、めでたし・・、いや、ちょっと待ってください。
大事なお方の事を忘れていました。
そうです。証空の身代わりになったお不動さまです。
掛け軸から消えたあのお不動様は、いったいどうなったでしょうか?!
その証空達が元気をになったその頃・・、つづく

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