住職のつぼやき

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紙芝居:『新・身代わり泣き不動さま』(その2)

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安倍晴明はお寺にやって来て、何やら不思議な呪文を称えお祈りを始めました。
そしてやがて口を開きました。
「うーん、これは私にも治すことは出来ません。
この病気には、身代わりが必要なのです。
・・智興上人のご病気を、私の呪文で誰か他の人に移します。
この方法でお上人は治ります。
・・ただし、移された身代わりの人は、同じ病気になって苦しんで亡くなります。
この方法しかありません。」と晴明はきっぱりと言いました。
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弟子達の会議が又始まりました。
「さぁどうする?誰かお上人の身代わりになる者はおらぬか?」と一番弟子が言いました。
・・が、皆は同じ病気で苦しんで、亡くなるのが恐ろしくて、誰も手を上げません。
見るに見かねた一番弟子は、「・・では仕方がない。私が身代わりになるとしよう。」と言うと、
二番弟子が、「いやいや兄弟子、私が身代わりになりましょう。」と言いました。
 それを見た三番弟子、四番弟子も同じ事を言います。
 すると、末席に居た[証空(しょうくう)]という新米弟子が、そぉっと手を挙げて、「この中では、私が一番若い弟子なので、私が身代わりになります。」とボソッと呟きました。
すると皆は・・、
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「どうぞ、どうぞ、どうぞ!」と、身代わりの役を喜んで譲りました。
「ちっくしょう、」
こうして証空は、智興上人の身代わりになったのでした。

※余談ですが、この紙芝居を企画していた昨年の春に、ダチョウ倶楽部の上島さんが亡くなったとニュースが流れた。ファンの僕は悲しくて、誰も傷つけず、いつも自分が犠牲になってお客を笑わせてくれたこの芸人さんのギャグを紙芝居の中でも使いたいと思い(そういえば、以前も紙芝居「ダンテの神曲」で[くるりんパ]を一度使わせて頂いたが、)不謹慎ながら今回も使わせてもらいました。上島さんのご冥福をお念じ申し上げます。合掌
 
そしてその後、安倍晴明が呪文を掛けて、智興上人はみるみる内に元気を回復しました。
が、しかし・・、つづく

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