そこには、大きな[大蛇]が木の枝から首をたらし、血を流して死んでおった。
そして大蛇の首には、犬の首が噛みついておったんじゃ。
「おおっ、お前は[大蛇]からワシを守ろうとして吠えたのか⁉・・そんな事も知らんで、ワシはお前を殺してしもうた。‥許してくれ、許してくれや・・。」と猟師は泣いたんじゃ。
そしてその場に犬の墓を作り、猟師は髪のもとどりを切った。
そして言ったんじゃ。「もう殺生はやめじゃ・・」と。
(現在の犬鳴山、義犬の墓前で)
つづく
[管理用]
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紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その3)
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