千栄子さんは、京都で『カフェバー』に就職しました、
カフェバーというのは、今のキャバレーのようなもので、綺麗な着物を着てお化粧をして、お酒を勧める華やかな世界でした。
こういう世界は、人間の欲望がいっぱい渦巻いています。
本来まっすぐな性格で田舎者の彼女は、こうゆう世界が嫌いでした。
が、彼女はここでも、後年お芝居に役立つ人間観察の勉強をいっぱいしたそうです。
それでも、この仕事が嫌でたまらなくなって来た時、カフェバーの友達の紹介で彼女はお店を辞めて、興味のあったお芝居の世界が広がる、小さな芸能プロダクションへ、試験を受けて入ります。
当時、水商売から芸能界へ入る人が多かったのです。つづく
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紙芝居:『ナニワの浪花千栄子女史』(その6)
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