住職のつぼやき

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紙芝居:『閻魔様のエンマ帳』 〔前編〕

 昔、むか~しのお話。
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 ある所に一人のお婆さんが住んでいました。
 このお婆さんは、自分が死んだら〔極楽〕に往けるように、暇さえあれば〔お経〕を上げる日々を送っていました。
 さて、そのお婆さんも年を寄り、やがて寿命尽きて、安らかに往生しました。
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・・・気がつくと、お婆さんは閻魔(エンマ)大王の前に立っておりました。
 そして、閻魔様はお婆さんに向かって、
「よく来た、お婆。これよりお前の生前の〔仏の功徳〕を調べる。・・功徳があれば、お前を〔極楽〕へ送る。しかし、もし無ければ〔地獄〕へ行ってもらうぞ。よいか!」と言いました。
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そして閻魔様は、一冊の分厚い帳面を取り出して言いました。
「これは《エンマ帳》といってな、お前が生きている間に積んだ〔仏の功徳〕がすべて書かれてある。これを読めば、お前の事が全部判るのじゃ。ふ~む、・・何々・・」と、閻魔様はお婆さんの記録を調べて、やがて口を開きました。
「お前は、ちっとも〔仏の功徳〕を積んでおらん。ゆえに〔地獄〕行きじゃ!」と・・。
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それを聞いてお婆さんはびっくり!あわてて閻魔様に詰め寄ると、「閻魔様、私は暇さえあれば〔お経〕を上げておりました。・・どうか、今一度調べ直して下さいませ!」と訴えました。
 それを聞いて閻魔様は、もう一度じっくり《エンマ帳》を調べる事にしました。
 すると・・・、「お前は一度だけ〔仏の功徳〕を積んでおる。え~と、この日は〔大嵐〕でカミナリが鳴った日じゃ。お前はカミナリが鳴った時・・、」
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「必死で《仏様》に『助けてくだされー!』とお願いし、〔お経〕を上げておる。この日の事だけが〔記録〕されておるわ。・・まぁ良いわ、この日の〔功徳〕によってお前を〔極楽〕行きとする!」
 お婆さんは「はぁー、良かった」と安堵し、無事、〔極楽〕に行く事が出来ました。

 めでたし、めでたし・・・、と言いたいところですが、実はこの話には、まだ続きがあるのです。
 ・・というのも、この《裁判》の一部始終を見ておられた〔仏様〕が、天上から急いで降りて来られて・・・、  
 〔後編〕へ続く・・。

 

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絵本のまち有田川町 2022年03月05日(土)11時29分 編集・削除

√6点線面と閻魔帳

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